
これまで、第1回定例会から一般質問について何度かご報告してきました。
そんな中で、
「そもそも定例会って何?」
「議会って、一般質問以外には何をしているの?」
という素朴な質問をいただきました。
確かに、議員になってみると当たり前に使っている「定例会」「本会議」「委員会」「付託」などの言葉も、なかなか分かりにくい。
そこで今回は、現在真っただ中の「令和8年第3回日野市議会定例会」を例に、少しご紹介します。
第3回定例会は、9月1日に開会しました。
初日の本会議には、市長、副市長をはじめ行政の担当者と全議員が出席します。
会期を決め、市長から提出された条例や補正予算、決算などの議案が「上程」されます。
ただし、上程された議案のすべてを、その場で全議員が細かく審議するわけではありません。
内容ごとに担当する委員会へ「付託」され、そこで詳しく審議します。
日野市議会には、
・企画総務委員会
・民生文教委員会
・環境まちづくり委員会
の3つの常任委員会があります。
そして9月定例会では、前年度のお金の使われ方を審査する「決算特別委員会」も設置されます。
常任委員会はそれぞれ所属する議員が分かれていますが、決算特別委員会には全議員が委員として入り、令和7年度の決算を審査します。
私は「企画総務委員会」に所属しています。
今回の企画総務委員会では、日野本町地区複合施設の整備・運営事業者を選定するための条例や、認可地縁団体の印鑑条例の改正、そして令和8年度一般会計補正予算などを審議しました。
補正予算では、私から主に2点について質疑しました。
「繰越金」
令和7年度決算が確定したことで、令和8年度の繰越金として約18億7,000万円を追加し、当初予算と合わせて約22億円となります。
前年度から大きく減っています。
この水準を、財政課がどのように分析しているのかを確認しました。
市からは、減少の主な要因として、①人件費や物価上昇、病院への貸付けなどにより歳出が増え、収支が縮小したこと、②財政調整基金などへの積立てを行い、翌年度に持ち越す財源の一部を繰越金ではなく基金として積み立てたことの2点が示されました。
基金への積立てによる減少は財務上の対応である一方、歳出増による収支の縮小については、財政全体への影響があると認識しているとの答弁でした。
「市立病院への10億円の貸付け」
なぜ最終的に市から10億円を借りることになったのか。
当初予算の審査以降、国の制度や民間金融機関からの借入れについて、いつ、どのような検討を行ったのか。
また、初日に決定した短期貸付け1億円と今回の10億円、合わせて11億円について、一体的に資金調達する検討はなされなかったのか。今後予定される給与改定などによる人件費増も、この10億円に見込まれているのかを確認しました。
市立病院からは、2月から東京都を通じて総務省の制度による借入れを検討し、借入れができる見通しもあったとの説明がありました。
一方、市からの貸付けであれば5年間の据置期間を設けることができ、現在の病院建設時の借入金の返済が令和13年度に終了する時期との兼ね合いなどから、市から借りる方法を選択したとのことでした。
なお、今後の給与改定による人件費増は、この10億円には含まれていないとのことでした。
そして、常任委員会が終わると、今度は「決算特別委員会」が始まりました。こちらも改めてご報告いたします


